Research

普段の食生活を考えてみても、自身の食の好みが経験を経て変化したことを実感する人は多いのでないでしょうか?それに加えて、体調や精神状態により、同じものを食べたとしても普段より美味しく感じる場合もあれば、逆に美味しく感じないこともあります。また、食の好みを決定づける重要な要素である「美味しさ」は味・匂い・見た目・食感などが組み合わさって生まれることが知られています。しかし、食の好みが変化する仕組みや美味しさの実態は科学的には不明な点が多いままです。

近年、食と健康の関係が非常に注目されています。実際、2050年代には肥満の割合が全世界の成人の2人に1人にまで増加するとの予測があります。その一方、日本や一部の先進国で高齢者の食欲不振や主に若い女性の拒食症が肥満と並行して深刻化しています。いずれの疾患も食欲や食嗜好の変化がきっかけであることが示唆されていますが、その原因の多くは不明です。

このような背景をもとに本研究室では普段の(正常状態での)食物選択の神経メカニズムの解明を目標とし、外的・内的要因がこのメカニズムにどのように影響するかを明らかにすることを目指しています。これらを通して、将来的に食嗜好の改善・適切な食欲の維持方法を開発し、健康改善や治療に繋げたいと考えています。


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